建設キャリアアップシステム登録代行 技能者さんに関する事項です。

行政書士 神尾智子 事務所

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技能者登録は少々手間のかかる手続きです。

ここからは、少々手間がかかる作業となります。

 

技能者登録を致しますと、技能者カードが送付されて参ります。
そのカードを現場に入る度にカードリーダーに通すことで実績がデータとして積み上がっていくシステムとなっております。
まだ少し先になりますが、実績を積み上げていくことで専任技術者の証明を面倒な裏付け資料ナシで証明することが可能となります。
データで技術者様の管理をすることを前提としていることから、建設業許可申請の際に今まで提出していた『様式第11号の2』が早々と廃止となりました。

 

それでは、準備に取り掛かりましょう。

最初は同意書3点セット

最初は同意書への記入です。

 

建設キャリアアップシステム(以下CCUS)のHPにて事業者IDとパスワードでログイン。
代行申請→上段の技能者用の同意書様式取得(一括DLでOK)

 

下段の事業者用は、元請業者様が下請業者様の代行申請をする場合の同意書です。

 

代行申請同意書・個人情報取り扱い同意書・システム利用規約同意書の必要事項を記入します。
PDF編集機能が使用できる状態であれば、本人様の署名欄だけを空欄にしておくと後がラクです。

 

技能者本人様の署名欄は、自署又は記名押印となります。

技能者登録のために準備するもの

事前に準備しておくものは下記の通りです。

 

免許証など顔写真の入っている身分証明書
身分証明書がパスポートになる場合は+住民票
健康保険証のコピー

年金の標準報酬決定通知書
(本人以外の部分はマスキングする)これを人数分準備

雇用保険は、資格取得等確認通知書のコピー
建退共・中退共の共済手帳
特別労災に加入している場合は、労働者災害補償保険特別加入証明書・加入証
本人の顔写真(スマホ撮影でもOK。添付画面に編集機能あり)

保有資格の資格者証のコピー
指定学科の学歴がある場合は『卒業証明書』

技能講習修了証・特別教育修了証・労働安全衛生法による技能講習修了証のコピー

登録基幹技能者は、登録基幹技能者講習修了証のコピー
(ゴールドカードになります)

 

添付書類はすべてJPGファイルにします。

 

事前に必要事項を申請用紙に書き込んでから入力するとスムーズですが、サイトのどこを探しても申請用紙の様式が出てきません。

 

しかし、何故か当事務所に申請用紙の様式がございますので、必要であればお申し出ください。

 

ただし、当事務所で登録代行をさせていただくお客様限定となります。

 

予めご了承ください。

 

諸事情があって健康保険等に加入していない場合は紙申請となります。

 

上記記載書類・添付書類+所属証明に必要事項を記載し、住民票や身分証明書等を持参して窓口で申請してください。

 

その場合、技能者カードの有効期限は3年となります。(通常は10年)

 

認定登録機関はこちら

技能者の新規登録の手順及びグリーンサイトとの関連

事業者ID・パスワードでログイン後、代行申請→技能者新規代行を選択します。

 

一人親方の場合、フリーランス的な扱いになる場合は、事業者登録をせずにダイレクトに技能者登録OKです。

 

最近は、登録完了までにかなり時間がかかるため、事業者登録・技能者登録を併行して行い、後で事業者と技能者紐付けする方法を取られる方もいらっしゃいます。

 

最上段に一括取り込みの表示がありますが、
エクセルシートに建退共の被共済者番号を9ケタで入力するとerrorが出ます。

 

その場合は、1名ずつの登録を地道に頑張るしかありません。

 

1件登録をクリックすると、登録を開始できます。

 

入力事項は下記の通りです。

 

上記で準備したJPGファイルも入力事項をチェックしながら添付していきます。

 

本人確認書類(免許証等)のファイルを選択
氏名・生年月日・現住所・緊急連絡先(家族等の連絡先)の入力
加入している健康保険の情報
社保・厚生年金の資格取得確認及び標準報酬決定通知書
雇用保険被保険者資格取得等確認通知書
建退共の共済手帳
健康診断を実施している場合は、そのJPGファイル
保有資格に関する情報及び資格者証のJPGファイル
指定学科の学歴に関する事項及び卒業証明書のファイル添付
登録基幹技能者の資格情報及び証明書のファイル添付
技能講習・特別教育・労働安全衛生法による技能講習修了証のJPGファイル

 

入力が完了したら、申請をクリックして送信します。

 

1件ずつの登録の場合は、支払い方法も個別に選択することになります。

 

決済方法を選択、決定するとお支払い手続き完了の画面が表示されます。

 

念のため、プリントアウトしておくことをオススメ致します。

 

次の画面に進むと、申請番号が表示されます。

 

こちらの番号は、メールでも送信されてきますのでいつでも確認することが可能ですが、当事務所では念のためプリントアウトしております。

 

ここまでで一旦、申請は完了となります。

 

こちらに関しても、紙申請がございます。
こちらからどうぞ。
(令和2年9月30日郵送受付終了。窓口受付は継続しております。)

 

令和3年4月から、登録方法が簡易型と詳細型に分かれました。

 

登録料金もいつの間にかUPしております...。

 

簡易型

氏名・住所・生年月日等、が分かれば登録可能、有資格等の情報がなくてもOKです。

 

登録料は2500円です。

 

詳細型

従来通りの様々な情報を入力する登録方法です。

 

登録料は4900円です。

 

簡易型でも詳細型でもカードは発行されますが、詳細型でないと実績を積み上げる機能が働きません。

 

従って、最初は簡易型で登録しても、後で詳細型に切り替える必要があります。

 

その際の追加料金は2400円です。

 

結局、4900円必要になります。

 

グリーンサイトとの関連

グリーンサイトとは、労務・安全衛生に関する管理書類(通称「グリーンファイル」)を、インターネット上で簡単に作成・提出・確認できるサービスです。

 

元請会社は「建設キャリアアップシステムデータ連携機能」を利用することで、建キャリとの連携も可能となります。

 

下請会社は建キャリとの連携機能を利用することで、入力・登録業務の負担が軽減します。

 

「CCUS技能者登録支援機能」では、グリーンサイトに登録している従業員情報を建キャリへ連携し、技能者登録時の入力の手間を軽減することができます。
「CCUSデータ連携機能」では、施工体制情報が連携されるので、建キャリサイト上で施工体制の登録が不要になります。

 

建設キャリアアップカードリーダーforグリーンサイトというアプリもあるようです。

 

指定のICカードリーダを用いて建設キャリアアップカードを読取り、グリーンサイトへ入退場履歴を自動送信することが出来るアプリ、だそうです。

 

グリーンサイトとの連携について

 

詳細はこちら

 

でどうぞ。

申請に不備があると来る「不備メール」

一度でスパッと決まれば良いのですが、不備があると補正指示のメールが来ます。

 

令和2年10月1日以降、電話でのお問合せが出来なくなっておりますので、補正指示が意味不明な場合は、メールにて詳細をお問合せください。

 

1週間くらいで返信がくると思います。

 

振り込み用紙は、補正が完了していなくても届きます。

 

支払いに関しては、別の業者さんが管理しているようです。

 

振込用紙には支払い期限が書かれておりませんが、1年程度有効ということです。

登録が完了すると

完了メールが送られてきます。

 

技能者IDと初期パスワードのメールが1通、セキュリティコードのメールが1通、計2通が送られてきます。

 

このメールですが、何故か朝6時台に送られてきます。

 

11名分まとめて送られてきた時には
メールが乗っ取られた!?かと思いました(;´・ω・)。

 

その後は、個人ページにて変更等の申請が可能となります。

 

システムがスタートした当時は、事業者登録、技能者登録の両方で1ヶ月強でカードの発行が為されておりましたが、令和3年4月現在、事業者登録は申請から1ヶ月、技能者登録1ヶ月半で、この手順を踏んだ場合はカードの発行までに2ヶ月半程度(場合によってはそれ以上)かかるようです。

 

事業者登録完了を待たずに技能者登録を行った場合は、申請から1ヶ月半程度でカードがお手元に届くようです。

 

不備があった場合は更に時間を要しますのでご注意ください。

 

従来ですと、事業者登録完了後に技能者登録という手順を踏みますが、最近ではあまりにも時間を要するということで、事業者登録完了を待たずして技能者登録をする方も増えております。

 

それぞれ登録完了後に事業者と技能者の紐付けを行えば問題はありません。

当事務所では

事業者登録、技能者登録、共に承っております。

 

手間を惜しまなければ、ご自分での申請も十分可能だと思います。

 

しかし、揃える添付書類が結構なボリュームになるということと、不備メールが割と不親切(意味がわからない)なので、思うように申請が進まないこともあるようです。

 

チャレンジしたケドどうしてもダメだった、という時にはお気軽にご相談くださいね。

CCUSの活用の仕方

さて、無事に登録が完了、カードも送付されてきたし、これで現場に入ればデータが積みあがっていくわけね。

 

ハイ。半分合ってます。

 

ここから先は業者様間のやり取りになるので、通常は私はタッチしませんが、ご依頼があればこの部分についても代行を承ろうかと考えております。

 

カードがお手元に届いてから、技能者さんがデータを積み上げられるようになるまでは、ひと手間必要になります。

 

ざっくり説明しますと、

 

まず元請さんが現場の情報を登録します。
その現場に招待する下請さんに通知を送ります。
通知を受け取った下請さんは、作業員名簿を作成・登録します。
データが建レコに届きます。
そのデータを元請さんがカードリーダーに登録します。

 

これで実務経験をデータとして積み上げるための準備は完了です。

 

カードの情報、リーダーの情報が一致して初めてカウントが開始されます。

 

下請さんが一次・二次...とある場合、直属の業者さんが元請さんと同じように招待します。

 

作業員名簿は、下位の下請さんから順に上げていきます。
招待は 
元請 →一次下請 →二次下請 →三次下請

 

名簿は 
三次下請 →二次下請 →一次下請 →元請

 

ご理解いただけましたでしょうか。

レベル判定

カードがお手元に届き、カードリーダーに通すことでデータは積みあがっていく...はずです。

 

就業日数を積み上げながら、技能講習や資格取得に励み、ある程度のポイントまで来たかな〜と確信したら、レベル判定の申請をしましょう。
これは解りやすく言えば、ポイント交換のようなものです。

 

各職種ごとに判定の基準がございます。こちら

 

例として、土工の各レベルの申請基準で見ていくと、レベル1から2へアップするのに必要な就業日数は430日(2年)。

 

レベル2の枠の中に書かれている技能講習を2つ受けることで1から2へのレベルアップの判定を申請できるという寸法です。

 

しかし2019年の最初の講習会の時点から度々問題視されていた事ですが、このシステムではカードを最初にカードリーダーに通した時からしかカウントできません。

 

それ以前から長年に渡って経験を積んでこられた技能者様と、最近技能者デビューした方が同等のスタートとは此れ如何に。という意見が質疑応答で毎度毎度出ておりました。

 

そこで、レベル判定の申請ができるのは技能者様ではなく、技能者様が所属している事業者様ということになりました。

 

何故?

システム登録前の就業日数を証明する必要があるからです。そのため、経歴証明は所属事業者様のみができるものとする、とされているようです。

 

起算点については、建設キャリアアップシステムに登録されている建設関係の最も古い資格の取得年月とされています。

 

そういえば

令和3年から、このレベル判定のレベル4技能者及びレベル3技能者と判定された者が技術職員として加点される、ということでしたね。

 

どのレベルから技術職員名簿に記載できるのか

レベル4技能者及びレベル3技能者と判定された者が技術職員として加点されるということでしたので、現時点ではレベル3・4なんでしょうね。

 

申請は

一定の基準がございますので、その基準をクリアしていると判断したところで、レベルの指定をして申請します。
ポイント交換の景品を想定して頂ければ解りやすいと思います。

建設業の29業種とは違います

こちらを御覧になるとわかるかと思いますが、建設業許可では「とび・土工」は一括りになっておりますが、レベル判定の職種ではとびと土工は全くの別物です。

 

もっと細かく言えば、基礎工は特殊作業員・普通作業員・掘削工・くい打ち工・溶接工と多岐にわたります。

 

この小分類+能力評価基準の呼称によって申請先が変わりますので、技能者登録の内容にご留意ください。

 

どのタイミングで申請?

景品交換と同じで、小さいところからコツコツと、にするのか、最高レベルまで貯まるのを待つのか、ですね。

 

しかし、経審受審業者様につきましては、1レベルずつコツコツと...の方が良さげです。

不備があった場合

申請は破棄されます。再度1から申請し直しです。

 

修正が利かないのがイタイですね。

 

手数料

申請手数料として技能者一人当たり3,000円(レベル判定費用)+1,000円(キャリアアップカード更新費用)の合計4,000円です。

 

新しいカード発行後は、古いカードは使用できなくなります。

ゴールドカード

レベル4の判定をいただくと、ゴールドカードになります。

 

しかし、こちらを見るとかなりハードルが高く、経審ベースで考えた時、1級資格+監理技術者で6点加点の方がメリットが高く見えます。

 

しかし、ゴールドカード保有者は建退共の積立が1.5倍!になるので、将来的なメリットを考えるとゴールドへのレベルアップも悪くないのではないでしょうか。

 

ちなみに、登録基幹技能者もゴールドカード発行の対象です。

 

Newメリット

ゴールドカードになると、スーパー職長なるステイタスが与えられ、スーパー職長になるとキャッシュバック(結構多額)があるそうです。

 

建設キャリアアップシステムを通した処遇改善は、日々進歩しております。

 

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